引退する3年生の3年間の振り返り①
3年キャプテンの伊藤寧々です。
先輩方から「3年間あっという間に終わるよ」と聞いていましたが、本当に一瞬で終わってしまいました。入部当初は、中学校とは全く違った環境や、生活、一緒にプレーしていく仲間も変わり、不安や時にはぶつかり合いも多くありました。ですが、毎日のように体育館に集まり、同じ目標に向かって努力を重ねていくうちに、あの時不安に感じていたことが、全て吹っ飛んでいくかのように楽しく充実した日々を送ることが出来ました。
一つ上の代では、高体連でとても悔しい結果となり、スタートから出してもらっていた自分自身、なにをしたらいいのか分からなくなる時期もありました。ですが、その悔しさを踏まえて臨んだウィンター予選で全道出場を決め、かっこいい先輩2人の背中について行き、間近で見て、肌で感じてきました。自分の代では、嬉しいことに後輩が沢山入ってくれて、ベンチから溢れる人数にもなりました。キャプテンとしてみんなをまとめ上げ、絶対に新人戦、高体連、ウィンターと全道に連れていくつもりでいました。ですが、勝負の世界はそんなに甘いものではありませんでした。新人戦では3位、高体連では予選敗退、ウィンター予選では3位という結果に終わりました。負けるたび負けるたび、悔しくて、やってきた事が全て無駄になっているような気がしてたまりませんでした。沢山の遠征や練習試合に協力してくださった、佐伯先生をはじめ保護者の方々、先輩方に全道に出場し、いい形で恩返しをしたかったですが、「全道に出場できるからいいと言うことは違う」と、佐伯先生が最後のミーティングで言っていた言葉が、スッと入ってきました。結果は思い通りには行きませんでしたが、この3年間は、がむしゃらに努力してきた過程でとても充実したものとなり、これからの人生の財産になったような気がします。
高校バスケを終えて、はじめは自分にキャプテンが務まるのかと不安でいっぱいでした。ですが、指名してもらったからには全力でやり遂げようと思い、自分らしくチームを作ってきました。人数が多い分キャプテンとして沢山大変なことや、辛いことがあっても、みんなが支えてくれて、この総経で、このメンバーの中で、キャプテンをやり遂げることができてとても幸せでした。そして、これまで沢山の支えと応援をくださった方々に、感謝の言葉しか浮かびません。本当にありがとうございました。
部活に入らずバイトをしながら高校に通うこともいいと思います。ですが、働くことは一生つきまとうものです。高校生のうちにしかできない部活動に入り、新しい仲間と同じ目標に向かって汗、涙を流しながら生活することは、1番の青春だと思います。また、バスケットのスキルはもちろん、人間性も高められ、多くの出会いも増えました。様々な人との関わりを通して、上下関係や挨拶礼儀を学び、成功体験もあれば挫折や失敗、怪我など大変な経験をすることもあります。それが、これからの長い人生の一つの階段のように成長できるのが、この総経バスケ部です!!少しでも迷っている中3生は、体験や見学に来るといいと思います。絶対に「総経でバスケをしたい」となります。たくさんの入部楽しみにしています!!