転勤になります。5年間大変お世話になりました。
新聞報道や噂でご存じの方が多いと思いますが、顧問佐伯は4月から浦河高校に転勤となります(我々の中では異動といいますが、ここでは一般的に使われている転勤という言葉でいきます)。公立高校の教員なので、転勤が前提で働いていますが、職場が変わるというタイミングはなんとも言えない気持ちになります。まず現在の職場を離れることに対しての寂しさ。お世話になった同僚の方々と離れてしまうことは寂しいです。そして今回の転勤ではなによりも部活動を離れるのが一番辛い。こればかりはどうしようもできないですが。私、管理職、教育委員会、生徒、どこにも責任はありません。だからこそ余計にやるせない気持ちになります。異動させられたは違うし、異動したかったも違う、難しいです。個人的なことを言うと地元が帯広なので、浦河町は苫小牧よりも地元帯広にも近いですし、苫小牧よりも人口は少ないながらも非常にいい町ですから楽しみな気持ちで赴任できます。ただなにより総経バスケットボール部を離れることが悲しい。そう思えるくらい5年間多くの生徒に支えられ、よい時間を過ごせたのだなと思います。部活動は絶対に必要だと考えている派の教員ですので、そこに対してできることはしてきました。机に座って勉強しているだけではできる経験も少ないし、成長できる範囲も限られています。部活動に所属し、いろいろな場所に足を運び、様々な人と触れ合うことで人として成長していけると考えていますし、成長する瞬間、成長を実感する瞬間に立ち会えました。自分の中ではもう少しこういうことができたかなとか、こうすればよかったという気持ちになることもしばしばありながらも、信念を持って5年間継続してブレずに活動することができました。コロナ禍の緊急事態宣言下で赴任し、様々なことが思い出されます。全てをここで振り返ることはできないくらい濃密で最高の5年間でした。19名の卒業生と9名の在校生、たかだか27名しか最後まで関わっていませんが、1人ひとりに思い入れと思い出があり、感謝の気持ちでいっぱいです。それぞれの保護者さんにも大変お世話になりました。活動には大変大きな金額を負担いただきました。個人のウエア代はもちろん、遠征費、毎月の部費、かなりの大金だったかと思います。生徒にお金をかけていただいたことには本当に感謝ですが、なによりうれしかったのは試合や練習試合に必ず足を運んでいただけたことです。加えて遠方への送迎。部の活動に協力していただいたことも感謝ですが、なにより子ども達に目を向けていただき、顧問、保護者が協力して生徒達の成長に関われたことに大きな意味を感じます。今時の公立高校の部活動ではなかなかないくらいの活動だったなと振り返ることができます。本当にありがとうございました。
さて、転勤だから寂しいという私の気持ちとこれまでの振り返りになってしまい、暗い感じで終えそうなので修正します。私は3月いっぱいで去りますが、チームの目標は変わらないと思います。私がいなくなることを考えるよりも、4月からどう活動していくかを生徒達が主体的に考え、目標達成のために全員で協力して活動していってほしいです。新しい指導者と力を合わせて達成できていない目標に向かって全力で向かってください。同じ地区なので次会うときは敵ですが、切磋琢磨し、高め合えるように私は頑張ります。
バスケットボール部のページも3月いっぱいでいったん削除します。とはいっても私の責任下において投稿してきた部分を削除するだけで、問題ないところはそのままにします。新チームで作っていくところは全て削除します。インスタグラムも3月いっぱいでアカウントを削除する予定です。3年半で30,000件を超えるアクセスいただきありがとうございました。私も必死に130回ほど更新してきました。
総経バスケットボール部の更なる発展を心から祈っております!!!