国際経済科
短期語学留学
苫小牧市内企業を中心に本事業に対する協賛を賜り、本校後援会が主催する形で、短期語学留学を実施します。現在の計画では令和7年3月下旬に12泊13日の日程で韓国に渡り、現地高校生との交流やホームステイを通してグローバルな視点や思考力を身につけるとともに、異文化理解・国際理解を深める予定です。
また、帰国後は苫小牧市の国際理解学習への貢献のため、本校での留学体験報告会をはじめ、市内小中学校で留学体験講演を実施したいと考えています。
短期語学留学までの進捗状況については、総経留学ニュースにてお伝えします。
<総経留学ニュース> |
総経留学ニュース第1号(R6.10.1).pdf |
総経留学ニュース第2号(R6.12.20).pdf |
総経留学ニュース第3号(R7.2.27).pdf |
総経留学ニュース第4号(R7.3.12).pdf |
<短期語学留学の概要>
1.目的
(1) 授業を通して学習した東アジア言語の語学力向上を図る。
(2) 越境学習を行うことによりグローバルな視点や思考力を培う。
(3) 留学先においてSDGsを通した国際理解学習を行う。
(4) 日本を離れることにより日本の良さを再認識する。
(5) 苫小牧市の国際理解学習への貢献を行う。
2.派遣国:大韓民国
3.派遣時期:3月下旬
4.募集対象:本校国際経済科に在籍する1・2年生
5.費用負担:参加者が負担する費用は、パスポート取得費用、新千歳空港までの交通費、航空機搭載手荷物に掛かる超過手荷物手数料、補食費、自由研修時に掛かる現地交通費・現地食費及び体験活動等への参加費、その他個人の活動等に係る費用(往復航空運賃、宿泊費、現地交通費、海外旅行傷害保険料は本校後援会が負担)
キャリアアップ学習
国際経済科では、上級学校や企業での講義等を体験し、学習意欲や将来の進路に対する意識を高めさせることから「キャリアアップ学習」を実施しています。
「目標」
・見学や体験を通して自己の理解を深め望ましい勤労観、職業観を高めること
・日頃の学習と職業との関係について理解を深めるとともに、コミュニケーション能力の向上を図ること
・実践的な知識や技術等を学びながら、社会的なルールやマナーを体得すること
「訪問先・学習内容」
○ 北海道文教大学
・模擬講義(英語学習のためのリスニングのコツ)
・大学内見学、施設説明
○ 日本航空大学校 新千歳空港キャンパス
・キャンパス見学
「活動の様子」
〇北海道文教大学(恵庭市)
1)大学内見学、施設説明
数百人は収容できる鶴岡記念講堂や大学ならではの大教室、学生食堂、スケールの大きな図書館などを
見学し、大学の規模の大きさを目の当たりにしていました。
2)学科説明
国際コミュニケーション学科、国際教養学科それぞれの学科長の先生より特色の説明がありました。
3)模擬講義
トマシーン先生の模擬講義を受講しました。英語のリスニング上達のためのコツを伝授頂きました。
〇日本航空大学校 新千歳空港キャンパス(千歳市)
1)キャンパス見学
航空業界で働くメリットや卒業生の進路実績の説明を受けました。国内LCCのピーチ航空やスカイマー
クのCAさん達はこちらの学校が所有するモックアップを使用して研修を行うと聞いてビックリ。各科の説
明を頂きながらキャンパスを見学しました。
CA体験ではスカーフを巻き本物のCAさながらにドリンクサービスを体験させて頂き、航空業界への憧れ
を強くした生徒もいたようです。その他にも、トーイングトラクターの運転やフードローダー・ベルト
ローダーの体験試乗など、大変貴重な経験ができました。
「生徒の感想」
わたしは、このキャリアアップ学習を通じ学んだことが大きく3つあります。
まず1つ目は、北海道文教大学で受けた学部についての説明です。国際コミュニケーション学部では、2年生のときに必ず全員留学ができ、かつその留学費用も学費含まれている説明を受け、とても魅力に感じました。もし、進路に迷ったら文教大学も進学先の一つとして検討したいと思いました。
2つ目は、同じく文教大学で受けた模擬講義です。模擬講義ではトマシーン先生に講義をしてもらいました。リスニングのコツを教えてもらい、分かりやすい説明と参加型の授業のおかげでとても楽しく講義を受けることができました。検定試験や定期考査などもあるので教えてもらったことを応用し、リスニングを得意分野にしたいです。
3つ目は、北海道航空大学校でグランドハンドリングの体験をしたことです。体験の内容は、グラハンの人が本当に仕事で使用している車を運転したり、食事を積み込むときに使うフードローダーに乗せてくれたり、他にも色々な体験をさせてもらいました。過去にグラハンになりたい時期があったので、グラハンの仕事を体験できてすごく貴重な経験となりました。
今回のキャリアアップ学習では、文教大学でも航空大学校でも実際の授業を体験でき、校内の雰囲気も見学することができたので進学の視野が広がりました。(R5年度入学生 M.S)
私がキャリアアップ学習を通して学んだことは3つあります。
まず、人と人とのつながりを大事にすること、コミニュケーションの場がとても大事だということを学びました。北海道文教大学の図書室には少人数でミーティングや授業を行えるスペースがあったり、学生さんたちがホワイトボードを使いながら実際に意見交換している様子もありました。こうして多くの時間に多くの場所で多くの人と関わることで、将来生かされるコミニュケーション能力が身につくのだと思いました。
2つ目は1つことに集中して協力して取り組む力が大事だということ。日本航空大学校では「航空業界への就職」という一つの夢に向かって学生みんなが国家資格の取得や授業に臨む姿を見学し、物事に集中して取り組む力、そして周りの人と支え合いながら頑張る力は将来就職しても役立つことになると思いました。
3つ目は英語を学習するためのコツです。文教大学の模擬講義ではトマシーン先生が英語のリスニングの重要性を教えてくれました。単語自体が文の核となるcontents wordは文章全体の約30%程度しかなく、残りの約70%を占めるfunction wordの発音、特に弱く発音される部分を聞き取る練習をすることが、英語のリスニング上達のカギであることを知りました。
今回のキャリアアップ学習を通して、進路に対する視野が広がったように思います。自分の努力次第で自分の将来を切り拓くことができる可能性を改めて考える良い機会となりました。自分の将来について深く考え、最善の進路選択ができるように準備していきたいです。(R5年度入学生A.Y)
在校生からのメッセージ
私が国際経済科を選んだ理由は世界がグローバル化して他国とのコミュニケーション必須となっていく時代に、他の学科よりも英語が学べ、さらに韓国語や中国語が学べる所に魅力を感じたからです。
2年生で学習する「東アジア言語文化入門」では、外国語指導講師の先生より中国語と韓国語を学ぶことができ、語学を通して文化にも触れられ楽しく学ぶことができます。
英語の授業を他の科よりも多く学べることも国際経済科の大きな魅力です。国際経済科といっても外国語だけでなく、簿記、パソコン、電卓も学ぶことができます。そのため様々な資格が取得できます。商業の勉強だけではなく外国語の勉強をしたい人へ、ぜひおすすめします!
卒業生からのメッセージ
私が国際経済科を選んだ理由は、中学の頃から英語の勉強が好きで、高校入学後も英語を中心に多くのことを学びたいと思ったからです。実際にこの国際経済科に入って良かったことは、英語以外にも中国語、韓国語などの様々な言語を学べることです。ですので、私は商業科目だけではなく他の言語も学ぶことができる「国際経済科」をオススメします!
外国語に興味がある、英語をもっと学びたいと思っている中学生のみなさん、この国際経済科であたらしい自分の可能性を発見してみませんか?
(令和3年度卒業生 佐々木 優菜)