顧問ブログ

2025年3月の記事一覧

転勤になります。5年間大変お世話になりました。

 新聞報道や噂でご存じの方が多いと思いますが、顧問佐伯は4月から浦河高校に転勤となります(我々の中では異動といいますが、ここでは一般的に使われている転勤という言葉でいきます)。公立高校の教員なので、転勤が前提で働いていますが、職場が変わるというタイミングはなんとも言えない気持ちになります。まず現在の職場を離れることに対しての寂しさ。お世話になった同僚の方々と離れてしまうことは寂しいです。そして今回の転勤ではなによりも部活動を離れるのが一番辛い。こればかりはどうしようもできないですが。私、管理職、教育委員会、生徒、どこにも責任はありません。だからこそ余計にやるせない気持ちになります。異動させられたは違うし、異動したかったも違う、難しいです。個人的なことを言うと地元が帯広なので、浦河町は苫小牧よりも地元帯広にも近いですし、苫小牧よりも人口は少ないながらも非常にいい町ですから楽しみな気持ちで赴任できます。ただなにより総経バスケットボール部を離れることが悲しい。そう思えるくらい5年間多くの生徒に支えられ、よい時間を過ごせたのだなと思います。部活動は絶対に必要だと考えている派の教員ですので、そこに対してできることはしてきました。机に座って勉強しているだけではできる経験も少ないし、成長できる範囲も限られています。部活動に所属し、いろいろな場所に足を運び、様々な人と触れ合うことで人として成長していけると考えていますし、成長する瞬間、成長を実感する瞬間に立ち会えました。自分の中ではもう少しこういうことができたかなとか、こうすればよかったという気持ちになることもしばしばありながらも、信念を持って5年間継続してブレずに活動することができました。コロナ禍の緊急事態宣言下で赴任し、様々なことが思い出されます。全てをここで振り返ることはできないくらい濃密で最高の5年間でした。19名の卒業生と9名の在校生、たかだか27名しか最後まで関わっていませんが、1人ひとりに思い入れと思い出があり、感謝の気持ちでいっぱいです。それぞれの保護者さんにも大変お世話になりました。活動には大変大きな金額を負担いただきました。個人のウエア代はもちろん、遠征費、毎月の部費、かなりの大金だったかと思います。生徒にお金をかけていただいたことには本当に感謝ですが、なによりうれしかったのは試合や練習試合に必ず足を運んでいただけたことです。加えて遠方への送迎。部の活動に協力していただいたことも感謝ですが、なにより子ども達に目を向けていただき、顧問、保護者が協力して生徒達の成長に関われたことに大きな意味を感じます。今時の公立高校の部活動ではなかなかないくらいの活動だったなと振り返ることができます。本当にありがとうございました。

 さて、転勤だから寂しいという私の気持ちとこれまでの振り返りになってしまい、暗い感じで終えそうなので修正します。私は3月いっぱいで去りますが、チームの目標は変わらないと思います。私がいなくなることを考えるよりも、4月からどう活動していくかを生徒達が主体的に考え、目標達成のために全員で協力して活動していってほしいです。新しい指導者と力を合わせて達成できていない目標に向かって全力で向かってください。同じ地区なので次会うときは敵ですが、切磋琢磨し、高め合えるように私は頑張ります。

 バスケットボール部のページも3月いっぱいでいったん削除します。とはいっても私の責任下において投稿してきた部分を削除するだけで、問題ないところはそのままにします。新チームで作っていくところは全て削除します。インスタグラムも3月いっぱいでアカウントを削除する予定です。3年半で30,000件を超えるアクセスいただきありがとうございました。私も必死に130回ほど更新してきました。

 総経バスケットボール部の更なる発展を心から祈っております!!!

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旅立ちの日に

 3月1日に卒業式が行われました。今年のバスケット部からは7名が無事に卒業。進学3名、就職4名と、全員が無事に進路を決定して巣立つことができました。

 思い返せばこの代は、入学してきてすぐにコロナ関係で春季大会への出場が危ぶまれるところからスタートしました。高体連では全道大会出場を決め、1年生ながらコートに立った選手もいました。1つ上の代が2人しかいなかったこともあり、全員が出場機会を得られたように思えます。まだその頃は試合経験も浅く、チームとしてもなかなか力がなかったですが、遠征や練習試合を経て、少しずつ成長していったように感じます。そんななかでも冬季大会で勝てず、なかなか結果が伴わないスタート。2年生になって主力となり、春季大会ではリベンジを果たして高体連に臨みましたがそこでも予選敗退。全道大会に出場することすら叶いませんでした。そこから気持ちを新たに全員で練習に励み、なんとかウインター予選で出場権を獲得して全道大会に出場しました。スポニチさんに取材をしていただき、実力以上の立派な記事を新聞に載せていただきました。あんなに大きく新聞に掲載されたことは総経の歴史上でも無いと思います。ウインター全道では初戦に勝利して7年ぶりの全道勝ち星。日本航空と対戦し、その年に全国大会で勝利を収めていた相手に試合ができたこと、とても幸せでした。そこから新チームになり、これまでで最も人数がいるなかで新チームを始められました。それでも新人戦、春季大会、高体連、ウインターの全てで全道には行けず終了となってしまいました。練習量は私がきて5年間で一番やったと思いますし、結果が伴わなかったのにこんなことを言うのは違うかもしれませんが最も力のあるチームだったかもしれません。最後の試合の後のミーティングでも言いましたが、全道に出るだけが全てではないし、出られたから全てがよかったとは思っていません。結果が出たうえでこの言葉をかけたかったです、負け惜しみのように聞こえてしまうので。スポーツは勝ち負けがつくものが多いですから、どうしても結果によって価値が決まったり、評価がされたりしがちです。もちろん勝つことに越したことはないですし、「負けようね」と言って臨む試合はないでしょう。ですが、全国優勝しない限り、絶対にどこかで負けることになります。勝つこと以外に価値がないと思い込み、負けてしまったときに何も残らない活動(練習やそれまでの取り組み)をしてきても人としての成長は絶対に無いと思います。本気で勝ちを目指して活動する中で、様々な経験をして、「勝ち」に匹敵する「価値」を見いだし、勝利を目指す中で人としての成長をしてくれたと確信しています。ただ、成長したかどうかがわかるのはこの先の人生でしょう。高校は通過点ですから、これからの人生の方がよっぽど長く、辛いことが多いです。これまでの頑張りが本当に評価されるかどうかはこの先の人生にかかっています。自分なりに感じたことや勉強したことがあったのであれば、それらを胸に刻んで、これから進む道で活かしてください。卒業おめでとう!

 卒業式は無事に終わりましたが、チームの活動はなかなか時間の取れない期間を過ごしてきました。1月は商業高校にとって検定シーズンでほとんど全員がそろって練習できる機会が少なく、2月もテスト休み、推薦入試などでほとんど活動ができませんでした。3月は一般入試ですので、その関係で生徒の臨時休校が多いです。そんな条件は他校も一緒ですので、体を休める期間だと前向きに捉え、休み明けから一生懸命活動していきます。

 個人的な話ですが、週末から1週間東京で行われる講習会に参加してきます。朝から夜まで缶詰状態ですので、しんどいだろうなと思いながらも、充実した時間にしてきたいと思います。学んだことを少しでも生徒に還元できるように日々勉強です。

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