2024|総経ライフ

一日体験入学(全体会)で発表しました。

 各学科の代表生徒が、参加いただいた中学生及び保護者等様に向けて体験発表を行いました。発表した代表生徒は、これまでの高校生活を振り返り、本校を志望した理由や高校生活で取り組んできた内容を伝えていました。

 

3年A組 情報処理科代表 中田 心優(苫小牧市立青翔中学校出身)

 私が苫小牧総合経済高校を志望した理由は、中学生の頃に一人一人にパソコンが配付され、アプリケーションソフトを活用する機会がありました。その頃は進路のことを考える時期だったこともあり、このようなパソコンを使用した職業に就くのが楽しそうと考えるようになりました。その後、体験入学で説明を受け、資格取得に力を入れていることや就職率が高いことから、この学校を選びました。そして、私が情報処理科を選んだ決め手はが、パソコンを使用する授業が多いことや取得できる資格が一番多かったからです。他の学科では学ぶことができないプログラミングの授業があるもの魅力の一つです。続いて、私が高校生活で努力したことが大きく2つあります。1つ目は部活動です。私はマーケティング部に所属しています。商業高校ならではの部活動で、主に地域の方々と協力してイベントに参加したり、企業から案件をいただいて、話し合いを行うなど、普通の高校生では経験することができない活動をしています。この活動を通して、社会人になってからのマナーやコミュニケーション能力、発想力を身に付けることができ、自信に繋がりました。2つ目は資格取得です。私は各種検定の1級取得を目標に勉強してきました。検定合格に向けて、先生が放課後に講習を開いてくれるなど、多くのサポートがありました。部活と検定勉強の両立は大変でしたが、友達と協力し合い、難しい検定にも合格することができました。
 私がこれまで話したように、中学生の頃は就職志望でしたが、高校生活を送る中で専門学校への進学に変更しました。この学校は就職のイメージが強いですが、どのような進路希望も対応可能で、将来の目標が決まっている人も、まだ将来やりたいことが決まっていない人もお薦めです。この高校に入学してから、やりたいことを見つけても遅くないと思います。 
 その他にも学校行事がたくさんあり、充実した学校生活を送ることができます。総経祭では紙を使用したドレスを各クラスが発表するペーパーファッションショーがあります。この企画は総経祭の目玉でもあり、クラス全員が一丸となってドレス制作に取り組むのでとても盛り上がります。さらに体育祭や球技大会も各クラスが本気で戦うのでとても楽しいです。
 これから入試があると思いますが、入学したら楽しいことがたくさん待っているので、後悔しないように頑張ってください。

 


3年B組 流通経済科代表 辻村 琉和(苫小牧市立開成中学校出身)

 私が苫小牧総合経済高校を志望した理由は、中学校の公民の授業で学習した、経済や流通の単元での学習で興味を持ち、更に深く学習したいと思ったからです。
 実は、中学でこの単元を学習するまで、特に志望校が決まっていませんでした。ですが、興味を持ってから経済や流通を学習できる学校を色々と調べ、商業高校である総合経済高校を志望するようになりました。
 総合経済高校の中でも流通経済科に決めた一番の魅力は、ビジネスマナーについて学ぶことができるところです。授業では、実際のビジネスの現場を想定した学習が用意されています。その一つが3年生に学習する「商品開発と流通」です。この科目は、流通経済科にしかない科目です。魅力としては、3年間で学習した知識を生かして実際に商品を企画・開発することです。自分たちのアイアイデアを企業に「企画書」を作成・提案し、改善をしながら商品化を目指すものです。
 この学習を通して、実際に企業の方々と普段の学校生活とは違うマナーについて学ぶことができます。ビジネスマナーは社会に出ると、とても大切になります。挨拶はもちろん、言葉遣いなどの礼儀作法、商品企画の打ち合わせやプレゼンについて学びます。
 現在、私も市内企業とのコラボレーション企画でオリジナルパンの開発を行っています。また、市外企業になりますが、冷凍食品製造の大手企業との商品開発も進行中です。どちらも試作と試食が進行中で、商品化するために取り組んでいます。自分たちが考えたアイデアが形となり、実際の店舗で販売される貴重な体験ができるのが魅力の一つです。
 最後に、学習の成果としてたくさんの資格が取れるところです。市内の企業では、総合経済高校の生徒が資格取得にたくさんチャレンジし、その取り組みを評価していただき、採用してくださる企業がたくさんあります。履歴書に多くの資格を書くことができ、他の学校よりも圧倒的に就職がしやすいと思います。
 また、私は学習だけではなく、部活動も思いっきり頑張りました。高校生の今しかできない、勉強と部活に取り組んだ経験は一生の思い出になりました。仲間の大切さや感謝の気持ちなど、部活を経験することで学べることがたくさんあります。高校生になったらもちろん勉強も大事になりますが、遊ぶことも必要だと思います。一度きりの高校生活です。総合経済高校に入学し、勉強と遊びを両立して、高校生活を有意義に送ってほしいと思います。

 


3年C組 国際経済科代表 川村 萌生(苫小牧市立青翔中学校出身)

 私が苫小牧総合経済高校、そして国際経済科を志望した動機は、もともと就職を希望していたため資格をたくさん取得することができて就職に有利である点、そして、世界共通言語である英語の学習の他にも、東アジアの言語や文化の学習を通してグローバルな視点から様々なことを考えられるようになる点に魅力を感じ志望しました。実際に3年間、国際経済科で高校生活を送って良かったと感じる点は、韓国語や中国語をある程度話すことができるようになったところと、異文化を楽しく体験でき、海外への興味関心が強くなったところです。
 高校3年間の中で印象に残っている活動を振り返ってみると、札幌にあるJICA北海道を訪問し、実際に青年海外協力隊として海外で活動した方々の話しを聞いたり、SDGsに関する展示の見学、北海道の大学に留学しているベトナム人留学生との対面での文化交流、韓国の高校生とのオンライン交流などが強く印象に残っています。また、国際経済科も商業高校の学科であるため、他の学科と同じような簿記検定や情報処理検定、ビジネス計算実務検定、ビジネス文書検定など、多くの資格を取得することもできます。資格取得もできて、国際的な感覚を身に付けられる、そんなお得な学科が国際経済科です。
 私は在学中に実用英語検定2級を取得できたのですが、先日の就職試験の中で面接官に英検2級を持っていることを大変ほめていただきました。グローバル化する社会の中で、日本語以外の言語を学習することが武器になると実感することができました。さらに、今年度から苫小牧総合経済高校では韓国への短期語学留学がはじまります。残念ながら私達3年生は派遣対象ではありませんが、1・2年生の国際経済科の生徒から選抜された人が、限られた自己負担で長期研修に行けるということです。これは国際経済科の事業のため、国際経済科の生徒のみから選抜されます。海外に憧れている人や、韓国に興味がある人、将来グローバルに活躍したいと考えている人は、ぜひ国際経済科に入って、めったにない留学のチャンスに挑戦してください。
 中学校までの学習につまずいてしまった人でも、商業の科目はみんなゼロからのスタートになります。努力次第で自分自身の将来の選択肢が広がり、みなさんの未来が開けてきます。ぜひ、国際経済科に入って、英語・中国語・韓国語、資格取得、そして留学、様々なことにチャレンジしてみてください。